帝立ジェノメトリクス同調調停院

俗に言われる「地文」のこと。
地文」とは、政治として関わるときの組織名称であり、また俗称である。
正式には、「帝立ジェノメトリクス同調調停院」といい、本来はジェノムと人間の仲裁、調停を行う組織であった。
それがなぜ政治にまで関わる大母体になってしまったのかというと、ジェノムと人間が切っても切り離せない関係になってしまった為である。
調停というと裁判などを思い出すかもしれないが、相手が人間ではないということもあり、実際には宗教に近い感覚だ。
ジェノムは人間を超越した存在であり、いわば天使や神といった存在。
だがそれと同時に、人間に寄生しなければ種の存続や意思表示もままならない、欠けた生命なのである。
こうした「神になりきれない神」であるが故に、ジェノムと人間との間では、過去から優劣や主導権の争いが絶えなかった。
その混乱の絶頂期に、双方の種の繁栄と平和を大義として作られた組織、それが調停院である。

現在では、ジェノムとの初期同調(ファーストハーモニクス、いわゆる恋愛成就の瞬間)を経てパートナーとなった人間は、必ずこの地文に届け出ることになっている。
地文には様々な役割がある。
文字通りの調停業務から、政治家としてジェノムと人間双方の利益を追求する役割、そして新たな快適性を生み出す遺伝子工学の担い手など、多岐にわたる。
そしてそれを一手に統括し、最高決裁者として存在するのが「大司教」と呼ばれる存在だ。
大司教は、まだ天文が組織として成立する前、何度か皇帝と兼任したこともあった。
そして現大司教の名を、カノイール・シェルシュ・オ・ドムネク・ジェノメトリカ、別名をカノイール・ククルル・プリシェール。


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Last-modified: 2015-04-17 (金) 11:34:07 (769d)