REON-4213.11

単語帳

REON-4213.11 単語帳

どんな言語?

誤解を恐れずに言えば、まさに「ゆとり言語」と言うべき言語でしょう。

「ゆとり言語」と呼ばれるに至った歴史と背景

REON-4213は、契絆想界詩ベースで「難しいことを考えずとも、誰でも簡単に魔法を発動出来る言語」として作られています。
それ故に、「簡単だけど大したことが出来ない」言語になっています。

歴史的には、この前に「REON-814」という言語が存在していました。この言語はG2トロン用に開発された言語ですが、
基本的なフォーマットは一緒でも、活用やら何やらが半端なく難しく、また、単語の並びが1つ違うだけで発動しない、といった感じで
とても一般大衆に受け入れられるものでは無かったのです。
しかしこのREON-814という言語は、かなりの可能性を秘めていて、神業的な言語さばきをすれば、上位のジェノムにも匹敵する力を出せました。

REON-814を改良する形で創られた、REON-4213とシェルノトロンでしたが、その代償として「大したことが出来ない」言語になったのです。
しかし、その柔軟さと簡単さには、目を見張るものがあります。

まず、想いを伝える言語としては異例とも言える事として、「想いを伝える」必要がありません。
想いは文法の中にパックされていて、勝手にREON-OSが解釈します。
全ての想いの中で、最も強力な詩魔法が発動する想いを、REON-OSが勝手に創りあげるのです。
なので文章は非常にシンプルで、例えば「Queli->EX[bmb]->EXeC->{DW};(くぇりぱ えくぼむぱ えくぜくぱどぅ)」で「爆発しろ」です。
このうち「bmb」以外は全て定型文です。丸暗記でOKなのです。
更に「bmb」の想いは「怒りの精神力」であるということがデータベースに登録されており、REON-OSは勝手に「怒りの想い」であると解釈してくれるのです。

逆に、ちゃんと紡ごうと思っているマジメな人にとって、この言語は最悪です。
なぜなら、どんなに一生懸命想いを紡いでも、その想いが殆ど伝わらないので、思い通りの威力であったり効果が発揮されません。
いや、厳密には発揮されているのですが、その人にとって「手応え」が無いのです。
例えば同じ「bmb」でも、本当に裏切られて怒っているときと、仕方なく爆発させる「悲しみ」の想いの時があると思います。
それらの表現が出来ないため、結果としては爆発しますが、どうにもその後が良くないときがあるのです。
(これは、「意図しない想いの波動によって、時空間的前後関係が崩れてしまう為」ですが、現在のラシェーラの科学ではそこまで発見出来ていません)

この言語体系による魔法は、社会に大変な利便性をもたらしましたが、
その反面で精神的堕落、コミュニケーション能力の欠乏を生み出して社会問題となったことも否めないのです。

TxBIOSについて

ただ、ジェノムによる契絆想界詩より優れている面もあります。それがTxBIOSです。
簡単に言えば、「外部参照魔法」です。自分で紡がなくても魔法が作れるものです。これが更にゆとり言語に拍車がかかっています。

すなわち、全く想いが無くても、TxBIOSを使えば、病気を治すことだろうが、好きな人をメロメロにすることだろうが、何でもOKなのです。
ですが、TxBIOSは公共の導力を使っているため、クラス(カテゴリ)とレベル(魔法強度や機密性)によって、ユーザー毎に制限がかけられています。
これらは天文によって管理されており、言うならば天文が全員の魔法を握っているという事にもなります。

これは大変な利便性をもたらすと同時に、一瞬にして天文に世界を乗っ取られかねない、極めて危険なシステムでもあります。

文法形態

プログラミング言語のような言葉です。
C言語をやっていると、何となくニュアンスはわかるのかもしれませんが、
やってなくても何となく英文に記号が混ざっているもの、と考えて貰えれば問題無いです。

例文を挙げると、以下のようなものがあります。

	遠い世界におわす神は、この世界に降臨し
	全てを見渡す目と、広大な声によって、この終末の世界をお救い下さる。
	
	QuelI->{
	  Cls(ethes f ds-b ciol) {
	    EX[zep]->{ciol f koh};
	  } am {
	    EX[purr]->{ciol f koh fa}
	    <-{wi-b hymel} am {dite f dit ciol};
	  }
	}->ExeC->{TzW};
	
	
	世界は一瞬光となりて、その後新たなる星に生まれ変わる。
	その詩こそ、外宇宙によってもたらされる詩、フューザーである。
	
	QuelI->{
	  Cls(ciol) {
	    EX[zc]->{wei ia-p tez}
	    ->EX[teth]->EX[ch]->{te-b ciela};
	  }
	  Cls(soh hymm) {
	    EX[]->{FUSER}<-{hymm f ethes ciol}
	  }
	}->ExeC->{TzW};

構造

EXブロック→Vブロック&Cブロック の構造

REON言語の構造を大きく分けると、3つに分かれます。
「EX(発動子)ブロック」「V(動詞)ブロック」「C(形容詞)ブロック」です。

EXブロック

具体的に書くと、以下の部分です。

	QuelI->○○○->ExeC->{発動子};

これは、「○○○について、{発動子}によって実行してください」という意味になります。
この部分では、文章については一切触れていません。
要するに、発動しろ、という事しか言っていません。

発動子には「DW」「HW」「TzW」が主に使われることが多いです。
全部挙げると、以下のものがあります。

発動子五行エネルギーの意味
TzW太陽エネルギー
HW精神エネルギー
UW共鳴エネルギー
RW時空間形成エネルギー
DW物質エネルギー

尚、このEXブロックの後ろ側、すなわち「->ExeC->{発動子};」の部分を省略することが出来ます。
こうすると、何も発動しない文章になります。

魔法として何かを発動しない場合でも、必ず最初にはQuelI->を定義しなければなりません。
尚、全く魔法として発動させない場合、QuelI->から始まり、長文の最後まで全部繋げてしまっても大丈夫です。

Vブロック

動詞ブロックです。ここは文章の中で最も重要です。
なぜなら、動詞=何を発動するのか、が関わってくるからです。
具体的には、以下のような感じになります。

	EX[△△]->{○○};

これによって、「○○を、△△する」的な文章になります。
英語的な言い方をすると、○○=目的語、△△=動詞、となります。
動詞の活用は、EXの部分で行いますが、それは、以下のようになります。

活用形表記読み
通常動詞EX[ ]えく
命令形EXiV[ ]えくしぶ
仮定形EXeI[ ]えくぇい
過去形EXaD[ ]えくぁど
進行形EXlP[ ]えくりぷ
未来形EXwI[ ]えくうぃ
願望形EXmY[ ]えくみぃ
否定形XeEX[ ]えくぜくす

Cブロック

Cブロックは、Vブロックよりも単純で、簡単な「文章のくくり」になります。
例えば「私は、とても綺麗で気高い魅力満点なあの馬が欲しい」という文章が合った場合、
「とても綺麗で気高い魅力満点」な「あの馬」が「欲しい」とすると、かなり文章が分かりやすくなります。

「とても綺麗で気高い魅力満点」は、「あの馬」に対する修飾語ですので、それをREONフォーマットで表現すると以下のような表記になります。

	EX[欲しい]->{あの馬}<-{とても綺麗で気高い魅力満点};

Cブロックを使わずに、Vブロックで全部説明することも出来ますが、想いの解釈が複雑になる為、処理速度が低下します。

主語オブジェクト

主語は、cls(○○){△△}というオブジェクトを使います。clsは「クラス」と読みます。

	cls(○○){△△}; (○○は△△)

接続命令

ブロックを接続する為に必要な、接続詞にあたるものです。
先ほど、{あの馬}<-{とても綺麗で気高い魅力満点}という文章がありましたが、この<-もその1つです。
具体的には、以下の物が有ります。

書式読み意味説明
{○○}<-{△△}△△な○○○○の修飾として△△がある形
{○○}=>{△△}たく○○、そして△△○○の上で△△がある形
{○○}am{△△}あむ△△と○○○○と△△が対等な関係
{○○}flip{△△}ふりぷ○○しかし△△○○と△△が、否定的な関係
{○○}ee{△△}いー○○、例えば△△のように△△は、○○を例える関係

もちろん、これらの○○、△△の中身は、Cブロック、Vブロック問わず、いくらでも入れ子に出来ます。

単語表記

各ブロックの中の、単語の並べ方に関しては、英語表記と全く同じです。

例えば「大きな翼」は「ic-b waln(big wing)」、「神の目」は「ethes dite(god eye)」ですが、
「偉大なる大地の想い」は「hyma f ic-b gal (heart of big gaea)」といった感じです。

特殊表記

REONには、プログラム言語的な特殊命令が幾つかあります。
これらは特定の処理にしか使わないので、普段は使うものではありません。

addr::REON <= ROOTRON
共通意識(ROOTRON)から、特定のアドレスレオン(REON)を定義する命令

REON <=> ION
前者(例:REON)と後者(例:ION)を交換する命令(ただしこれ単体では定義に過ぎず、実行には至らない)

発音

REONには沢山の記号が出てきますが、発音するのはごくわずかです。
具体的には、記号の中で発音する場所は、以下のものだけになります。

記号発音
->
<-
=>たく
<=れく
<=>るーり

QuelI->の発音例外

なお、「->(ぱ)」については1つだけ特例があります。

「QuelI->」は、規則に習えば「くぇりぱ」になりますが、特定の箇所以外は「くぇり」と読み、「ぱ」は発音しません。
発動子QuelIの次の「->」は、1つの詩魔法の中で、最も重要なEXブロックの時以外は「ぱ」を発音しないで「くぇり」となります。
なので、「QuelI->」を「くぇりぱ」と発音するのは、1つの詩魔法の中で、せいぜい1~2個程度となります。

これは、詩魔法の中での重要力場をREONに伝えるために、アクセントとしてつけるものです。

例文集

これらの組み合わせで作った文章が、下記になります。
全部日本語にして、この構造を理解出来る形で説明しましょう。

総合的な例文

	遠い世界におわす神は、この世界に降臨し
	全てを見渡す目と、広大な声によって、この終末の世界をお救い下さる。
	
	QuelI->{
	  Cls(ethes f ds-b ciol) {
	    EX[zep]->{ciol f koh};
	  } am {
	    EX[purr]->{ciol f koh fa}
	    <-{wi-b hymel} am {dite f dit ciol};
	  }
	}->ExeC->{TzW};
	
	QuelI->{
	  Cls(神 ~の 遠 宇宙) {
	    EX[降りる]->{宇宙 ~の これ};
	  } am {
	    EX[助ける]->{宇宙 ~の これ 果て}
	    <-{広 声} am {目 ~の 見 宇宙};
	  }
	}->ExeC->{太陽エネルギー};
	
	くぇりぱ
	  くらす えてす ふ どすぶ しおる
	    えくぜっぷ ぱ すおる ふ こー
	  あむ
	    えくぷる ぱ しおる ふ こー ふぁ
	    れ うぃぶ ひゅめる あむ でぃて ふ でぃと しおる
	ぱ えぐぜく ぱ たう

VブロックやCブロックは、いくらでも入れ子可能である

これらのCブロック、Vブロックは、幾らでも入れ子にすることが可能です。
例えば、こんな例文が分かりやすいでしょう。

	私は彼が人を殺すのを見た
	
	QuelI->{
	  cls(私){
	    EXaD[見る]->{
	      EX[殺す]->{人を};
	    }
	  }
	}

ここで、「EXaD[見る]->{○○};」の○○に当たる部分には、Vブロックが1つ入っているのみですね。
こういった場合、EXaD[見る] にとって、これ以外に説明するものが無いので、{}を一部省略出来ます。

	QuelI->{
	  cls(私){
	    EXaD[見る]->EX[殺す]->{人を};
	  }
	}

品詞、活用などのまとめ

動詞活用

活用形表記読み
通常動詞EX[ ]えく
命令形EXiV[ ]えくしぶ
仮定形EXeI[ ]えくぇい
過去形EXaD[ ]えくぁど
進行形EXlP[ ]えくりぷ
未来形EXwI[ ]えくうぃ
願望形EXmY[ ]えくみぃ
否定形XeEX[ ]えくぜくす

接続詞命令

書式読み意味説明
{○○}<-{△△}△△な○○○○の修飾として△△がある形
{○○}=>{△△}たく○○、そして△△○○の上で△△がある形
{○○}am{△△}あむ△△と○○○○と△△が対等な関係
{○○}flip{△△}ふりぷ○○しかし△△○○と△△が、否定的な関係
{○○}ee{△△}いー○○、例えば△△のように△△は、○○を例える関係

発動子

発動子読み五行エネルギーの意味
TzWたう太陽エネルギー
HWふー精神エネルギー
UWうー共鳴エネルギー
RWるー時空間形成エネルギー
DWどぅ物質エネルギー

助詞

意味単語読み英語表記だと備考
~のfof
~とteand~と、いう。のような場合
~と~&and林檎とハチミツ、みたいな
~に、~へnfor
~がs
~をde
~か||or縦棒2つ
○か△いずれか片方のみx|xor両方成立してもしなくてもダメな場合

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Last-modified: 2015-04-17 (金) 11:48:07 (893d)