ジェノメトリクス

ジェノメトリクスとは

ジェノメトリクスとは、アルトネリコでいうところの「コスモスフィア」である。
それはVita版シェルノサージュでは「コミュニケーションパート」と呼ばれている場所のことである。

ジェノメトリクスと、アルトネリコのコスモスフィアとの違いは、それが「単一の」精神世界か否かである。
コスモスフィアの場合は一人のレーヴァテイルで世界が完結しているが、ジェノメトリクスは宿主(ラシェーラ人)とジェノムの共同生活世界である。
厳密には、以下のような図になる。

	       ┃______┃
	┏━━━━━━┃      ┃━┓
	┃人間(宿主)= ジェノム ┃ ┃
	┗━━━━━━┃______┃━┛
	┏━━━━━━┃      ┃━┓
	┃人間(宿主)= ジェノム ┃ ┃
	┗━━━━━━┃______┃━┛
	┏━━━━━━┃      ┃━┓
	┃人間(宿主)= ジェノム ┃ ┃
	┗━━━━━━┃______┃━┛
	       ┃      ┃
	↑精神世界全体

器質的な状態について

ジェノメトリクスの器質的な状態は、ラシェーラ人の脳を経由して、ラシェーラ人の精神世界に80%以上眠っている「潜在意識」を間借りして存在する。
ラシェーラ人からしてみると、今までは眠っていた領域を意識できるようになる為「新たな世界が広がった状態」となり、人によっては契約時に恍惚とした感覚すら覚える。
簡単に言えば、「精神世界が拡張された状態」である。

	コスモスフィア的に言えば、深度(精神世界レベル)的にも、広さ(精神世界マップ)的にも広がった状態。
	レベル9以上が存在するようになる!…が、通常時は制御不可能。

精神的な状態について

基本はスタンドアロン(一人の精神世界は「一人の宿主」と「一体のジェノム」で構成される)である。
だが、ジェノムは精神世界内で、顕在意識下で他のジェノムとコンタクトが取れる。
これは、現実世界において相手ジェノムのアドレス(=誰の精神世界に宿っているか)を知った場合にのみ、コンタクトをとれる。

	現実的な住所よりは、メールアドレスに近いイメージ。住所なら手探りでしらみつぶしに探索可能だが、メアドは明示されなければ見当も付かない。

同調状態別ジェノメトリクスの状態

非同調

非同調状態というのは、宿主がジェノムの事を認識できない状態を言う。
だが、認識出来ないといっても、ジェノムは宿主の精神世界で生活をしている。
そう、ジェノムは宿主が起きている寝ているすらも関係無しに、自由に精神世界に存在出来るのだから。

自分の精神世界内で、自分以外の意志が何をやっているのか分からない状態というのは、ちょっと怖いものがある。
そういったリスクを回避する意味も含め、ジェノムとの同調は定期的に行うべきである。
一旦同調をすれば、全部とは言わないまでも有る程度のジェノムの行動が見て取れる。

例えば、ジェノムが宿主に反逆を企てていたとして、同調をしつつ隠し通す事は不可能である。
反逆を成功させるには、1回の非同調期間の間に作戦を練って実行して完結せねばならない事になる。
毎日定期的に同調を行っていれば、そういった長期的な思惑を「お互いに」隠し通す事は出来なくなる。
それは、宿主がジェノムに不信感を抱いた事を隠し続ける事も出来なくなるということだ。
だがジェノムも人間も「同じ生命」なのだから、ずっと交流せずに離れていれば、良からぬ事の1つも考えるのも自然の事である。

この状態では、宿主が知らない間にジェノムは様々な行動を勝手にしている。
例えば「子孫繁栄(子作り)」であったり、「他のジェノムとの精神世界内での交流」であったり。
また、非同調状態で寝ているときに、身体を使われる事もある。
(寝ているときにも同調状態と非同調状態が存在し、寝ているときの同調状態=睡眠同調は大変重要な要素である)

同調

ジェノムとの交流の基礎となる状態。
ジェノムと宿主は、テレパシーのように会話をし続ける事が出来る。
また、絆の深さや心の許し度合によって、覗こうと思えば覗ける「心の範囲」が存在する。
例えば、有る程度仲が良くなると、ジェノムがテレパシー会話をしなくても、
「こいつ腹減ってるかな?」と探りを入れると「お腹が空いた」という意思表示を「感じる」ことが出来たりする。
探りを入れる…というと感じが悪いので、ここでは「チューニングする」と言おう。
お腹が空いているか否かの感覚に対して、自分の感覚を合わせる。
なかなか表現が難しいが、その結果、お腹が空いている時の感覚(ぐるるる…と胃が鳴っているような感覚)が返ってくる。

同調時には、宿主は普通に「詩魔法」を使う事が出来る。
だがこの詩魔法も、絆に対する制限付きである。
ジェノムが「この宿主にはここまでの力を使わせてもいい」と思っている所までしか使わせてもらえない。
やはりジェノムとの意志疎通は、自らの強化における最重要ポイントである。

また、全くの無の状態から詩魔法が使えるわけではない。
宿主とジェノムは、事前に「打ち合わせ」をする必要がある。
それは「詩魔法作成会議」とでも言えば分かりやすいだろうか。
例えば、戦闘中に急に「あの辺りを中心に3匹とも死亡するくらいの強力なヤツをイッパツドカンとください!!」と言われてもジェノムは困ってしまうのである。
予め決めてある段取りで、「今回は『きゅるるんハーヴェたん作戦』で行くぜ!」とか言えば、ジェノムもすぐにそれを用意できる。

実際の所、この『きゅるるんハーヴェたん作戦』が出来るようになるまでには、様々な準備が必要だ。
その準備は、寝ているときの同調、すなわち「睡眠同調」時に限られる。
それも、ジェノメトリクス内の広大な精神世界を歩き、様々な自己心理との対話によって行われるのである。

睡眠同調

同調でも特に、睡眠中の同調に関しては特別である。
人間は睡眠中、夢を見る。だが、起きているときには夢を見ない。
これは、人間は睡眠中に夢世界で起きており、起きているときは夢世界で寝ている為だ。

	             人間の覚醒サイクル(線は覚醒ライン)
	現実世界         ┏━━━━━━━━━━┓         ┏━━━━━━━━
	夢世界 ━━━━━━━━━┛          ┗━━━━━━━━━┛
	       睡眠中      起きている時      睡眠中      起きている時

少しややこしいが、簡単に言えば「人間必ずどこかの世界では覚醒している」という事である。

起きている間は、現実世界の事象に大きくとらわれる。その為、ジェノムとの交流は「会話(テレパシー)」と「意識を感じる」くらいしか出来ない。
もちろん起きていても瞑想によって、睡眠中と同じ状態に出来る人もいる。その場合、瞑想中は睡眠中と同義と見て良い。
尚、宿主が現実世界で起きているとき、ジェノムはジェノメトリクスの中で、寝ている宿主の姿を見る事が出来る。

同調睡眠中は、心の中に集中するようになる。
ジェノムは精神世界に生きている為、この心の中を向いている状態-すなわち「目が精神世界の方を向いている状態」では、起きているときとは桁違いに様々な事が見えるようになる。
それはもはや、現実世界と殆ど変わりはない。
人によっては五感のうち触覚を感じない人や、色が無い人もいるが、それ以外はほぼ現実と同等の感覚になる。
そしてこの時こそ、「心の中を冒険出来る」のである。
この「心の中の冒険」をジェノムと共にすることで、ジェノムがその心の中から「詩魔法」を紡ぎ出す事が出来る。
心の中の冒険に関しては、次項「魔法を修得する仕組み」で詳しく説明するが、この事からも強い魔法を使えるようになるには、睡眠同調が欠かせない事が判るだろう。

一応補足しておくと、ここまで鮮明かつリアルに夢の中で行動できるのは、言わずもがなジェノムの能力によるものである。
通常の夢とは現実感が全く違うのだ。

完全同調

完全同調とは、宿主とジェノムが完全にくっついている状態である。
ジェノムの場合、魂がほぼ100%宿主の脳内に対する接続に切り替わってしまう為、ジェノム側のボディが仮死状態となる。

通常時において、この時宿主とジェノムは意識を完全に共有することとなり、その為人間は、ジェノムの精神世界内にある様々な特殊能力を自分の力のように使える。
それはすなわち、裸になった二人がそれぞれの身体を自由に触ることが出来て、拒絶もしない状態であり、故に相当な絆がなければ完全同調は為し得ない。

完全同調時には、宿主の身体にジェノムの特徴が移り見える。これはフォログラフ的なものであるが、はっきりと身体の状態は変わっている。
これは想いの力と、半端に繋がったDNA螺旋が成せる業である。

完全同調は、通常宿主にもの凄い力を与えることになるが、1つ注意しなければならない事がある。
それは、完全同調中のジェノム本体の扱いである。
仮死状態となっているそれは、完全同調が解けたときにジェノムが戻る場所である。
それが器質的に死亡しないよう、護ってあげる必要がある。

では、ジェノムのボディが器質的に死亡した場合どうなるか。考えたくもないが、ここで事実を解説する。
ジェノムは脳内から帰る場所が無くなるため、帰りたくても移動できなくなる。
それはすなわち「強制的に完全同調が永続する状態」であり、お互いに拒否しても拒否できない。
人間は感情の起伏や心情変化などが複雑に変化し、ジェノムに対して、世界に対して、自分に対して、味方になるときも敵になるときもある。
ジェノムはそれらを強制的に見せられることになる。
通常、そうなる瞬間に完全同調は解除され、ジェノムはそういったマイナスの想いを見ることはあり得ないのだが、それを強制的に見せられる。
お互い、見られたくないところ、見たくないところを、無理やり毒を口から流し込まれるような感じで見させられ、中毒症状になってしまう。
そして殆どの場合、1時間もしないうちにお互いは激しく傷つき合い、精神が崩壊してしまう事になる。

これは、完全同調を解こうとした瞬間から発生する。
そして、それが不可能になった怯えが相手に伝染したり、その時に思う後悔の念、恨みなどが筒抜けとなり、お互いを傷つけ合う。
だから、完全同調時には自分の身体よりもジェノムの身体を、より大事にしてあげなければならないのである。

尚、シェルノトロンの場合、完全同調時にジェノム側の安否を気にする必要はない。
完全同調時にシェルノトロンが破壊されれば、単純にその瞬間、能力が全くなくなってしまうだけのことである。

一心同体

一心同体になると、精神的に壁が無くなるのみならず、肉体的にも壁が無くなる。
それはすなわち、ジェノムの持つ精神的特性のみならず、器質的特性(ボディ)までもが、完全に融合する事になるのである。
一心同体になると、全てのDNA配列が瞬間的に完全5重螺旋以上の状態になる。すると、それに見合った身体を再構築すべく、本当の意味での変身が起こる。
これはとてつもない力を発揮できるが、器質的なものが変化するため、身体に与えるダメージは相当大きなものになる。
なぜなら、身体を瞬間変化させるということは、普段は日単位で行われる代謝が、秒単位で行われることになるからである。
その時に使う体力(と精神力)は、半端無いものとなる。

一心同体は、完全同調以上に両者の絆が必要になるが、それは寧ろ、「お互いの信頼関係」そのものというよりは、
それにプラスして「現状の状況に対して、どれ程同じ度合で強い想いを抱いているか」が重要になってくる。
両者の身体に強烈な代謝を強いる一心同体は、両者に等しく相応のリスクを強いることになる。
故に、「完全同調が自由にできるくらいの絆」を持っていることは前提の上で、「今、この状況に対する想いの方向と力の大きさが同じか」が重要になるという事である。

一心同体になると、完全同調の時の力にプラスして、器質的な力を得ることが出来る。
完全同調の能力は、主には完全同調の説明にもあるとおり「ジェノムの精神世界内にある様々な特殊能力を自分の力のように使える」というものである。
しかし、一心同体ではそれにプラスして、「ジェノムの器質的な能力も、自分の力と合算した力として行使できる」ようになる。

簡単な例えでは、ジェノムがミニドラゴンであり、火を噴くことが出来るならば、一心同体となることで、宿主は火を噴くことが出来るようになる。
それも、ジェノム時よりも身体が大きく、精神力生命力共に増えている為、その炎はジェノム単体の比ではない程に強力になるだろう。

尚、シェルノトロンでは一心同体は不可能である。


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Last-modified: 2015-04-17 (金) 09:53:05 (738d)