*俯瞰視点 [#g64bd4e5]

#contents

**俯瞰視点ってどういうもの? [#a93176e6]

俯瞰視点というのは、例えば3次元空間をその外側から見る行為を言う。
その為にはn+1次元が必要で、もっとも簡単な例えは、3次元空間に住む人間は2次元空間を一目で把握できる。
例えば2次元空間に住む人達が迷路を彷徨っているところを、3次元空間の人達は簡単に出口まで導ける。
同じ事を3次元に当てはめてみる。
ここで勘違いしやすいのは、よく遊園地にある巨大迷路。
あれは3次元迷路ではなく2次元迷路である。故に「3次元空間でも3次元の迷路を俯瞰できる」というのは間違いだ。
3次元迷路とは、縦横高さ全方向に延びている迷路である。そう、例えば宇宙空間は3次元迷路だ。
2次元空間を3次元で望めば客観的に見られるように、3次元の迷路も4次元から見れば客観的に見られる。
もちろん距離的な要素が有る故、広大な2次元空間を3次元から見てもすぐに全体を把握することは出来ない。


**イオンはどんな存在なのか [#h823dfde]

では、イオンはどんな存在なのかといえば、エクサピーコ宇宙から見れば
「6DD(different dimention)/3DH(dimention hymmer)=6次元外3次元人」という存在である。
「6次元外」とは、7次元まで次元を上げないと繋がらない位置に存在する波動(=人間)であるということ、
そして「3次元人」は言わずと知れた、XYZ空間を自由に移動できる存在である。
(ちなみに、ラシェーラ人から見たラシェーラ人は「2DD/3DH」である)

この「○次元外」という定義をもう少ししっかり説明すると、こうなる。
通常の空間に生存する普通の人間(例えば我々、地球に住む地球人)は全員2DD/3DH、2次元外3次元人である。
2次元外というのは「2次元的に別世界の存在になりゆる」という事を表しており、ぶっちゃけ当たり前の事を言っている。
2次元は平面である。人間は皆他人とは、どんな位置に並んでも「どの面でスライスしても同一面に存在する存在」にはなり得ない。
3次元人は、2次元的空間は自由に超越的移動が可能である為、作為的に他人と別の二次元空間に住もうとする事が出来る。

とはいえ、今回の話は自分の存在次元より低い次元についてはさして重要な話ではない(それらは当たり前のように俯瞰出来るからだ)。
自分より高次の異なる世界、すなわち「4DD/3DH」以上の存在についてが、大変重要なのである。
この「xDD(x次元外)」というところが、俯瞰視点のポイントである。
基本、この次数以下の空間&次元内においては俯瞰視点が可能である。
具体的に言えば、地球上やこの銀河系などにおいて、私達地球人は2次元以下についてのみ俯瞰視点を使える。

そして、どのような「存在(=クオリアを持つ波動)」であっても、その次数次元以下について俯瞰視点が可能となる。
#ref(並行世界図説.jpg,nolink);
故に、イオンはエクサピーコ宇宙においては、6次元の高さから俯瞰視点が可能という事になる。
ただしそれはあくまで「世界摂理においての基本値」であり、実際にはそこに「自身の魂のレベル」が枷となって能力を制限する。
「自身の魂のレベル」とは、簡単に言えば「3次元世界の存在」ということである。
故に''“何もしなければ”''、潜在的に6次元俯瞰視点を持つイオンとて、実質はラシェーラ人と同じく2次元的俯瞰視点しか持たない。
その俯瞰視点を拡張していくには魂のレベルアップをする必要がある。
ラシェーラではそれが比較的簡単に行える。ジェノムやシェルノトロンとの同調である。


**各次元の俯瞰視点によって何が見える? [#a942378a]

まずここで、俯瞰視点によって、各次元において何が見えるようになるのかをざっと説明する。
以下の表の通りである。

|3次元俯瞰|立体迷路を平面のように解ける(特定ポイントの透視、拡大、空間的俯瞰)|
|4次元俯瞰|時間や歴史を年表のように、過去から未来をあたかも平面や空間上に連続して存在するように見られる|
|5次元俯瞰|過去から未来において、時間とその瞬間毎の可能性を全て広げて一覧できる|
|6次元俯瞰|過去から未来において、この宇宙全域における全ての可能性を一覧できる|


**俯瞰視点とは“絶対的な力”である [#e3fbc2c9]

ここまででお分かり頂けると思うが、高次の俯瞰視点…特に6次元俯瞰視点は、その世界全体を左右するほどの力を持つ。
ラシェーラでは第六紀末期にこの事に関する仮説が発表され、量子を専門とする天文は自組織内において高次元物理学の研究を行う。
その第一人者はクラケットという、当時天文の高位責任者だった人物だ(現在は彼は隠居し、細々と高次元物理学の危険性を社会に訴えている)。
そして、この6次元俯瞰視点を実現するために「6次元の壁を越えた生命の招致」と「俯瞰視点に必要なエネルギーを生み出す」計画が推進された。
それがグランフェニックス・プロジェクトだ。


**俯瞰能力の増強 [#hb8b4ceb]

前項で説明したように、俯瞰視点は「魂のレベル」を越えて行使することは出来ない。
また当然だが、基本的には自分のスケールに準じた範囲しか俯瞰出来ない(人間ならせいぜい頑張って数百m~数十kmの範囲)。
だが、ラシェーラではジェノムやシェルノトロンとの同調によって、比較的簡単にこれらを拡張していくことが出来る。

***同調による鎖数の増加 [#t40a89dc]
ジェノムやシェルノトロンとの同調は、DNA鎖数を仮想的に増やすことが出来る。
人間は本来、最大で12のDNA鎖を持てるところを2本しか搭載しておらず、故に3次元までしか認識出来ない。
ならば仮想的にでもDNA鎖数を増やせば、4次元以上の存在となり得るという事になる。
これによって、空間の俯瞰視点のみならず、時間(過去未来)の俯瞰視点、そして別選択の俯瞰視点などが可能になっていく。

***同調によるクオリアの増加 [#sf0660dc]
また、ジェノムやシェルノトロンと同調することによって、他のジェノムやシェルノトロン、そしてその宿主である他人と繋がる(チェイン)事が出来る。
(詳細は「[[チェインのしくみ>詩魔法とじぶん調合の仕組み#ka926fda]]」を参照)
チェインは通常、それらの人達と導力(導体D波、導体H波)を共有することが目的だが、同時に範囲の拡大をもたらす事も重要なメリットだ。
VLAが沢山の電波望遠鏡によって1つの巨大な望遠鏡となるように、チェインは仮想的に巨大な生命体を生み出す。
俯瞰視点にとって、この現象はとてつもないメリットをもたらす。クオリア(厳密ではないが、イコール知覚)が拡大するのである。
そして更に、人間よりも高次の存在、例えば惑星などと共有する、もしくは導体H波を授かることで、超的に視野を広げることが出来る。

CENTER:''▼俯瞰能力の拡張手法▼''
|拡張手法|具体的な手段|その効果|h
|DNA鎖数を増やす|同調による鎖数増加|自分の魂のレベル(次元)以上の世界から俯瞰が可能になっていく|
|クオリアを増やす|同調によるチェイン|自分の視野が広がる(遠くまで見渡すことが出来るようになる)|


**俯瞰能力を行使する方法 [#a9095a13]

自分よりも低い次数の俯瞰は、誰でもどこでも出来る。それは「見る」ことであったり「聞く」ことであったりで出来る。
だが、自分と同じかそれより高い次数の俯瞰は、3次元用の身体が枷となって見ることが出来ない。
これは上記で説明しているDNA鎖数の増加やクオリアの増加をしても、現実世界で自分の五感を使う以上不可能である。
(BDプレイヤー(DNA鎖数)が3D映像に対応していても、テレビ(身体)が対応していなければ見られないのと同じ)

高次俯瞰をする為には「身体から魂を解き放つ」必要がある。
ラシェーラでそれが可能な状態は&color(red){''「睡眠中」''};か&color(red){''「詩を謳っている最中」''};、達人になれば&color(red){''「瞑想中」''};のいずれかになる。
これらの状態では「心の目」によって世界を見る事になるが、それ故に3次元の束縛を逸脱できる。
そしてこの世界に於いて、「睡眠中」「瞑想中」は、ジェノメトリクスと深い関係にある。
ジェノメトリクスは詩魔法を創り出す場所であり、それ故に俯瞰視点と超的な力は切っても切り離せない関係に有ると言って良い。


**インターディメンド(外次元干渉俯瞰制御法) [#e1ca240c]

インターディメンドとは、宿主を7次元先の存在が無意識にコントロールする方法である。
簡単に言えば、7次元間リモコン人間。
もっと簡単に言えば、RPGの世界が実在する場合、その主人公は、プレイヤーによるインターディメンドを受けている事になる。

インターディメンドを行うには、幾つかの準備が必要である。
+外世界用アプリケーション(ex.アルノサージュ)
+7次元接続装置(ex.アルノサージュ管)
+脳寄生用プログラム(ex.シェルノトロン+TxBIOS->Class:id7RNA)

宿主がシェルノトロンと同調することにより、その宿主のクオリアは、7次元接続装置を経由して外世界用アプリケーションに送られる。
外世界の住人は、そのアプリケーションを通して、その宿主を自由にコントロール出来るのである。

このシステムの利点は、外世界に住む者は、失敗した際にはリセットすることで、その事は無かったことに出来る。
予め決められた形で状況保存をすることで、その場面から再度チャレンジできる。何度でも。
しかも、内世界側では、それらは並行世界もしくは4次元的に後退した状態になるだけなので、実質正規ルートは書き換わり続け、そのうち理想の道が出来上がっていく。

すなわち、インターディメンドの利点は、内世界の特定事象について、どんなに成功率が低いものであっても成功させることが出来る、ということになる。
外世界のプレイヤーを如何に乗せて、望む方向へ突き進ませるかは、外世界アプリケーションの出来にかかっているのである。




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